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卒業インタビュー(高井勇人さん)

 

保険診療(整骨院における施術)とPST(無痛ゆらし療法)による自由診療をどのように両立しているのか。柔道整復師(以下、柔整師)として整骨院を経営する高井勇人(仮名)さんに、その経緯と取り組みについて詳しく聞いた。

 

 もくじ 
  1. 高井勇人さんの紹介 〜柔道整復師として整骨院を経営〜
  2. 柔整師として開院するまでの経緯 〜柔整師は多くなかった〜
  3. 整骨院としてのさまざまな取り組み 〜患者さんの満足度を高めるために〜
  4. PSTを学ぼうと思ったきっかけ 〜セミナーを受けたその場で腱鞘炎の痛みが激減した〜
  5. 整骨院とPSTを両立するために 〜保険診療と自由診療を区別する方法〜
  6. PSTの集客方法 〜本当に困っている患者さん口コミで〜
  7. PSTを学んで変わったこと 〜本当の意味で痛みをなくすことができるようになった〜
  8. 今後の展開とアドバイス 〜将来的にはPST専門の治療院も〜

 

■高井勇人さんの紹介 〜柔道整復師として整骨院を経営〜


― 高井さんについて教えてください。

こんにちは、高井と申します。柔整師として整骨院を開業し、自らも施術を行っています。また整骨院とは別に、PSTによる施術も行っています。

― では、まず整骨院の様子を教えてください。

当院は住宅街に開院しています。他の整骨院との競争もありますが、おかげさまで地元のかたを中心に、小学生からお年寄りまでたくさんの患者さんに来院していただけるようになりました。現在、私を含め、3名の従業員が施術にあたっています。

■柔整師として開院するまでの経緯 〜柔整師は多くなかった〜

 

「26歳の時、会社を辞めて
 3年間学校へ通い、31歳
 で整骨院を開業しました」

 

― 開業するまでの経緯を教えてください。

大学を卒業したあと、一度、会社勤めもしたのですが満足できず、どうせやるなら若いうちにということで、26歳の時、会社を辞めて柔整の学校に入りました。3年間学校に通い、卒業後の2004年、31歳のとき現在の整骨院を開業しました。

― なぜ柔整師になろうと思ったのですか。

柔整師を選んだ理由は大きく2つあります。1つは、自分自身の経験です。学生の頃バスケットに取り組んでいて、怪我をすることも少なくありませんでした。そのとき、接骨院や整形外科にお世話になることも多かったのですが、一番効果を実感できたのが柔整師による施術でした。

もう1つは当時の環境です。その頃は柔整師も国家資格と取るための学校も少なかったので、競争相手が少ない職業だと思いました。残念ながら、現在では柔整師も学校も増えてしまい、競争環境は年々厳しくなってきています。

■整骨院としてのさまざまな取り組み 〜患者さんの満足度を高めるために〜


高井さんの整骨院で配布して
いる「ご紹介カード」。

― 整骨院の患者さんを増やすために努力していることはありますか。

打撲や捻挫など柔整師が対応できる症状は限られており、保険が適用される柔道整復療養費も基本的に一律です。その中で当院を選んでいただくためには、患者さんの満足度を高め、言わば口コミで集客することが重要だと考えています。

そのため、診療の質を高めることは当然ですが、ホスピタリティを高めるよう、さまざまな施策に取り組んでいます。具体的には、気軽に来院し、リラックスして施術を受けてもらえるよう明るく清潔感のある雰囲気を打ち出したり、患者さんと話が弾むよう待合室にスタッフの紹介や「今日は何の日」といった情報を掲出したり、「紹介カード」を配布したりといったことをしています。

■PSTを学ぼうと思ったきっかけ 〜セミナーを受けたその場で腱鞘炎の痛みが激減した〜

― PSTを学ぼうと思ったきっかけは。

柔整師として施術に取り組む中で、患者さんの苦痛を完全に取り除くことが難しく、限界を感じることも少なくありませんでした。そのため、自身の技術力を高めたいという思いから、柔整に限らずさまざまなセミナーなどに参加していました。その中で出会ったのが、PSTです。

最初は、2007年の2月に開催された腱鞘炎のセミナーでした。実はそのとき、自分自身にも腱鞘炎による痛みがあり、数ヶ月痛みが取れなかったのですが、セミナーの会場で試してみたところ、その場で「10」の痛みが「2」くらいに減少しました。しかも、これまで自分が取り組んできた方法とはまったく異なるアプローチだったので、驚いたのと同時に、PSTならこれまで感じていた限界を打破できると確信し、すぐに本科のスクールへ通うことを決めました。

― 具体的にどのようにアプローチが違ったのでしょうか。

柔整師は患部に触らないというのが鉄則。特に、初期段階では安静を第一と考え、その後、電気を流して包帯、もしくはテーピングで固定するというような施術を行います。

一方、PSTでは「筋肉の緊張を取る」という発想ですから、触りながら痛みを取っていきます。もちろん、痛みが伴うようなさわり方はしません。

― スクールの費用はどうされたのですか。

それまで整骨院を営んできて、わずかなかがらも蓄えがありましたのでそこから工面しました。

― スクールに通っている期間、整骨院の仕事はどうされたのですか。

整骨院の仕事も続けながらPSTのスクールに通いました。実際、スクールで学んだことを整骨院の患者さんに許可を得て実践してみると、効果が高いことも実感できました。

■整骨院とPSTを両立するために 〜保険診療と自由診療を区別する方法〜


「整骨院を閉店した後に、
 PSTによる自由診療を
 行う時間を設けています」

― PSTで学んだ手技を、整骨院における診療でどのように生かしていますか。

基本的に、整骨院における保険診療にPSTの手技は用いていません。保険診療は、症状や施術方法、そして一人にかけられる施術時間には限界があるので、売り上げを伸ばすためには多くの患者さんを施術する必要があります。

一方、PSTによる自由診療は、保険診療とはまったく別ものです。同じ患部が痛む場合でも、痛みと取るためのアプローチが異なります。

患者さんが知らないうちに、サービスとしてPSTの手技を取り入れる方法もあるかもしれません。しかし、PSTによる診療は高い効果を得られるケースが多く、それを無償にしてしまう必要はないですし、患者さんをだましていることにもなりかねません。

― では、どのようにPSTによる診療を行っているのでしょうか。

整骨院とは別の時間帯、すなわち整骨院を閉店した後に、PSTの診療を行う時間を設けています。現在は、週4日、予約制で20:30から施術を行っています。

― 一般的に、整骨院における自由診療メニューとしてマッサージなどを提供しているケースもあるようです。そのようにPSTの手技を提供するという方法もあるのではないでしょうか。

患部を直接揉んでもらったり、さすってもらったりするので、マッサージというのはとてもわかりやすいメニューだと思います。だから、自由診療で「10分いくらです」というのを患者さんも受け入れやすい。極端な言い方をすれば、マッサージは「時間を売っている」という感じです。また最近は、酸素カプセルなど装備する整骨院もありますが、それも同じです。整骨院で治療したついでにマッサージや酸素カプセルも、ということになるのだと思います。

一方、PSTの手技による効果はとても高く、施術時間が短くても大きな効果がある場合もあります。そういう意味で、PSTは時間ではなく「技術を売っている」という感じです。しかし、患者さんからすると何をされているのかわかりにくいという面があります。特に、同じ空間で、同じ人間が、保険診療をしていて、「ここまでは保険診療です。ここからは自由診療です。費用は何倍もかかります」と、言っても普通は理解してもらえません。だから、患者さんにもきちんと理解をしてもらって、PSTの診療を受けてもらう方がいいと現時点では考えています。

■PSTの集客方法 〜本当に困っている患者さんが口コミで〜


 整骨院では、1つのベッドで施術を行うが
 PSTの施術をする時は、ベッドを3つ連ねて
 施術を行っている

― PSTの診療を受けに来るかたはどのくらいいるのですか。

毎週ではないですが、ほとんど空きはない状況です。

― 整骨院で診療を受けている既存の患者さんが、PSTの診療も受ける場合が多いのでしょうか。

整骨院の既存の患者さんはもちろんですが、はじめて当院を訪れる新規の患者さんがPSTの診療を受けに来ることも少なくありません。PSTのほうは宣伝をしていませんので、新規の患者さんの場合は口コミや紹介で来る方が多いようです。

― 整骨院の患者さんがPSTの施術を受ける場合はどういうケースが多いですか。

スポーツをやっていて試合に間に合わせるように痛みを取りたいとか、同じ症状を長くわずらっているかたがPSTに興味を持ってくださいます。いろいろな病院や整骨院などに行っても症状が変わらないので、まさにわらにもすがる思いでPSTの施術を受ける方もいます。

― 整骨院の患者さんにはどのようにPSTのことを説明しているのでしょうか。

費用に関して保険が効かないということを明確にした上で、それぞれの症状に合わせた施術方針と見込まれる効果について、わかりやすく説明するようにしています。

■PSTを学んで変わったこと 〜本当の意味で痛みをなくすことができるようになった〜


「痛みをなくすことができ
 るようになったのが、
 何よりもうれしい」

― PSTを学んで変わったことはありますか。

これまで回復に時間がかかった患者さんでも、今では痛みを和らげるだけでなく、痛みをなくすことができるようになったのが何よりもうれしく思っています。

たとえば股関節の痛みの場合、以前は電気をかけてストレッチをする程度の治療でしたので、その場では「良くなったかな」と感じても、また痛みを繰り返すような感じでした。正直、どこの整骨院骨院でも同じだと思っていたので、そのような対応であきらめていました。

しかし、PSTなら「変形性股関節症」のかたが違和感なく山登りができるようになったり、整形外科の先生から「運動はダメですよ」と言われているかたがハイキングに行けるようになって、喜んでもらえるようになりました。

― それなりに投資をしたわけですから、経営という観点ではどうでしょうか。

現状は、通常の整骨院の営業時間外にPSTの施術を行っているので、その分、収入は増えました。しかし、それ以上に患者さんからの信頼度が高まっているという見えない効果は大きいと思います。

■今後の展開とアドバイス 〜将来的にはPST専門の治療院も〜


「協力しながら、PSTを
 広めていきましょう」

― PST専門の治療院を開設する予定などはありますか。

現在の整骨院は、経営的にも順調に推移していますのでやめてしまうことは考えていません。整骨院には整骨院の役割があると思いますし、何よりも毎日たくさんの患者さんに来ていただいておりますので。

ただ、もし整骨院をある程度任せられる人間が出てくれば、将来的にPST専門の療法院を開業してみたいという思いはあります。それでも、どちらかに専念するということではなく、両方にかかわっていきたいと思います。自分自身が患者さんと触れあうことが大好きですから。

― これからPSTのスクールを受講しようとしている方にアドバイスをいただけますか。

従来と同じ運営方法では、整骨院を差別化していくのは難しいと思います。いろいろな制約もあり、私自身も、整骨院とPSTの両立に取り組んでいる最中ではありますが、PSTのような技術を身に付ければ、ビジネスとしても幅が出てくると思いますし、他の整骨院との差別化にもつながることは間違いありません。

PSTを求めている患者さんは少なくありません。遠くから時間を掛けて当院や恵比寿の本部に通われている方もたくさんいます。PSTの施術を受けられる場所をもっと増やして、たくさんの患者さんが苦しみから解放されるようになればと思っています。ぜひ、協力しながら、PSTを広めていきましょう。

本日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。
 


※ 取材日時 2010年7月
※ 取材制作:カスタマワイズ

恵比寿療法院やすらぎ 無痛ゆらし療法スクール

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